理系アラサーが仕事辞めて留学してみた

理系院卒→メーカー就職→カナダ カレッジ留学中。留学生活や現地情報、勉強していることやその他気になるアレコレをゆるりと。

【カナダ留学Blog】私がカナダに留学した経緯【記念すべき1回目】

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はじめまして、ひろ(Hiro)と申します。

これから、自分のカナダ・バンクーバー留学での現地での生活や学校、仕事などについて書いていきたいと思います。

すでにたくさんの諸先輩方がためになるブログを運営さてていて恐縮しつつも、n数は多いに越したことはないだろうとも思い、これから留学を検討される方の助けになればうれしいです。

今日は、わたしの留学に至るまでの経緯と、よくネットで目にする「留学のベストなタイミングって?」、「どんな人が留学に向いてるの?」という2つの疑問についての自分なりの答えをお話しします!

カナダ留学に至った経緯

私がカナダに来たのは2018年の11月、今から約1年半前です。(ブログ始めるの遅っ!)

それまでは、3年弱くらい日本で働いていました。 結論から言うと、決断に至った直接的な経緯はずばり「婚約」です。

これだけ読むと???かもしれませんが、端的にいうと、彼プロポーズ→彼転勤(3年以内に戻ってくる予定)→それまでにやりたいことやろう→留学しよう、という流れです。

サクッと書いてますがここに至るまでにだいぶ考えました。^^;

でも、子供のころからずっと海外で生活したいという憧れがあったので行くなら今しかない!と決断しました。

それから、職場のいかにも右向け右的な日系企業のカルチャーが自分にはあまり合わないと感じたこともあり、早かれ遅かれ転職はしようと思っていたので、自分の中でのタイミング的に(世間一般で転職の是非は議論されていますが)今がチャンスかなあ、と。

それともう一つ。

世間ではダイバーシティ推進とか女性活躍とか言ってるけど、具体的にどんなアクションを取ればいいのか、どう変わっていくべきなのか、日本にいても全然いいアイデアが浮かんでこないんですよね。これらのキーワードは、就活のときにも意識はしていたけど、当時はまだまだ働くこと自体に対してもピンときてなかったくらいで…。

特に、理系だったわたしは周りに女子も少なくて学生時代はほぼ研究室に入り浸っていたのでワークライフバランスなんてそこまで深く考えていなかったし、恋人もいないのでましてや結婚なんて、という残念な感じでした。

わたしがそうだったように、多くの人は実際ある程度社会に出て仕事をしていくなかで、さらに「結婚」とか「出産」とかの大きなライフイベントがリアリティを帯びて自分の身に起こった時に初めてまじまじと考えることになると思うんですよね。

これから若手を指導する立場になったり、さらにいえば、結婚して子供を育てるときにただ日本にいてなんとなく型にはまった進学→就職だけじゃ全然知識も経験も足りないな、という結論に至ったわけです。

ちょっと脱線した感じもありますが、簡単に言うと結婚して自分の子供がなにかにつまずいてつらい思いをしたときにも、「世界は広いよ、いろんな人がいていろんな生き方があるよ」いえる母親になれたらいいなってことです…!

話を戻して、なぜ留学先をカナダ、バンクーバーにしたかというと、一番先に頭に浮かんだのが高校の修学旅行で行ったバンクーバーだったからです。

そこでひとまず渡航先をカナダに決めて、学校を探しました。

さらに、前でも述べましたがダイバーシティを学ぶ、という点でも移民国家のカナダはとてもいい環境だと調べていくうちにわかってきたので、国についてはわりと迷いなく決まりました。

トロントも魅力的でしたが、冬の寒さに耐えられないのと単純に日本から遠いのもあり、やっぱりバンクーバーにしておこうと、安直に決めてしまいました。

最初はワーホリを考えていたのですが、留学を思い立った時期が6月だったのと(カナダのワーホリは1年ごとに定員が決まっていて時期が遅くなってくるとすぐにビザが通るか微妙、という説明をエージェントの方から受けそれを真に受けていた/今思えば普通に行けた気がする)まったく海外経験なしでいきなり職もみつからないだろうし、行くならちゃんと学校に通いたいと思い、学生ビザでカレッジ進学することに決めました。

エージェントの方から紹介されたカレッジのプログラムの一つに、ビジネス系の専門課程のコースがあり、それが約15か月のコースで私がちょうど興味のあったマーケティングなどいわゆるビジネスの基礎がカリキュラムに含まれていて、学費はそこそこ高いけど、Co-opでフルタイムで働けるので許容範囲内でした。

ロケーションも問題なく、学校自体の評判も良かったのでそこはサクッと決めてしまいました。

カレッジ入学には英語力の必要要件があり、IELTSのスコア(たしか6.0か6.5…?)を提出するか、アプリケーションの時のオンラインのテストで一定以上の成績を取るか、ESLの所定のレベルをクリアしないといけない、ということでわたしの場合はカレッジの前に5か月ほどESLに通うことになりました。

エージェントからの見積もりをもらった時には、はいはい5か月ね~と何の違和感も抱かずに申し込みましたが、5か月もESL通うってよくよく考えるとだいぶ絶望的な英語力ですね。めちゃくちゃお恥ずかしい…。

周りのカレッジ進学している人たちの大半はIELTS持ってるか、長くても3か月くらいでESL修了してたように思います(このあたりの話はまた後日書きます)

そんな感じで海外行くことを決断してからだいたい1~2週間くらいで行き先と学校を決めました。

留学のベストなタイミングってあるの?

「留学」に限って言うと、早ければ早いほうが収穫が多いのと、経験を生かす先が増えるのでいいかと思います。

これはわたしが会社を辞めて27歳で初海外留学して身にしみて感じたことで、自分自身に対する後悔でもあります。ただ、わたし自身学生時代はそのときにやりたいこと、自分がやらなきゃいけないと思っていたことを全力で取り組んでいたし、この歳になってしまったことにたいして出遅れた、とか引け目を感じることはあまりないです。

ですので、現在社会人で、「今からじゃ遅いかな」とか、「若い子たちに囲まれて授業を受けるのはちょっと気が引けるかも…」と思ってしまっている方、

大丈夫です!!

全然今からでも遅くありません!!

国立や州立の大きな大学であれば世界中から幅広い年齢の人たちが集まってくるので全く問題ないと思います。

逆に、ローカルなプライベートカレッジ、語学学校を検討している人は、生徒の年齢層やプログラムの中身に注意して選んだ方がいいです。専門コースやビジネス英語に特化したコースを設けてる学校は比較的年齢層が高く、まじめに落ち着いて勉強する雰囲気、な傾向にあると思います。(あくまで個人の見解です)

やっぱり、ある程度時間とお金に融通の利く大学生~大学院生が人数的にも多いし、当然友達も作りやすく、そういう意味ではベストなタイミングとも言えますが、結局は思い立ったが吉日。 自分が今だ、って思ったタイミングで行くのがもちろん一番ベストだと思います。

答えになってないかもしれないですが…^^;

留学に向いてる人ってどんな人?

ネットで留学について調べていた時によく目にしたのが「こんな人は留学に向いている/いない」、「留学に成功/失敗する人の~つの特徴」などの記事。

わたしも日本を発つ前はやっぱり不安で、いろいろググってみると、「内向的な人は友達ができないから向いていない」とか「やりたいことがない人は言っても無駄になる」とかもっともらしいことがたくさんでてきますよね。

そういう記事を読んでは、ひとりナーバスになったりしたいました、ほんと愚か者ですね。

極論ですが、留学に向いている人?

そんな人いません!(きっぱり)

明るく社交的でいかにも海外映えしそうな人だって、生まれ育った場所から離れてゼロベースで一から始めるのは容易ではありません。しかも、不慣れな外国語でのやり取りがほとんどとなればなおさらです。

もちろん、留学の目的が「語学習得」だとして、語学を身に着けるのに向いている人、外向性、話し好き、とかはありますが、留学自体に向き・不向きなんてないと思っています。

だって、どこにでも生きるのに器用な人もいれば不器用な人もいるし、日本から一歩外に出たら全員外交的、ってそんなわけないでしょ。

海外留学って聞くと、毎週末、大勢の友達とでっかいピザ囲んでパーティーとか、やたら海とか山とかに遊びにいってるイメージ持つ人がいますが(え?わたしだけ?)それが好きな人はそういうハッピーな時間を過ごせばいいし、わたしみたいに図書館と家の往復になったり、Netflixが親友になってもいいと思います。

わたしはそれでもハッピーです(←強がりにしか聞こえない)。

留学の意味や目的も自分で決めて、それに対してパフォーマンスがどうか、どうあるべきかを自分で判断すればいいと思います。

海外に行ったからといって人は変わりません! 心身ともに健やかで、社会的な健全性を保っていれば無理に生活スタイルや性格を矯正する必要はないんじゃないでしょうか。

でも、変えるきっかけはたくさんころがっているので、新しい自分探しにチャレンジするのももちろん海外生活の醍醐味だと思います。

まとめ

今回は、留学を決めた経緯と、留学前によく目にした&気になっていた2つの質問への自分なりの答えを記事にしてみました。

 

最後に要点をまとめると、

 

カナダ留学の経緯

  • 海外で生活してみたかった
  • カナダでのダイバーシティを実際に体験したかった
  • 結婚前に自分のやりたいことを思いっきりやりたかった

留学のベストなタイミング

  • 基本的には早ければ早いほうがいい!
  • 社会人の方は学校を選ぶ際に生徒の年齢層やコースの内容に注意

留学に向いてる人

  • そんなのはいません!みんな最初は苦労します
  • 自分でやりたいことを決めて、それにむかっていればOK!

 

長々と書いてしまいましたが、お付き合いいただきありがとうございました。