【カナダ留学Blog】英会話力0から英語環境で働くまでの道のり〜学校編〜【第7回】
こんにちは、ひろです。いつも読んでくださっている方々、ありがとうございます。
前回に引き続き、留学してから働くまでの振り返りを書いていきます。今回は学校編になりまして、ESL期とカレッジ期に分けてお話していきます。
前回の記事を読んでいない方はぜひ↓から読んでいただけると嬉しいです。
ESL期
英語初心者のわたし(詳しくは前回参照)は、カレッジ進学前に語学学校(ESLクラス)に5ヶ月も通いました。
留学エージェントを通して全部まとめて日本から申し込んでいたので、ESLもCo-opと同じ学校で受けました。
語学学校について
最初に、わたしが通っていた学校のESLについて簡単に説明します。
ESLのコースは大きく4種類に分かれていました。
- General English: Lv.1〜8
- EAP (English for Academic Purpose):200、300、400
- IELTS:5.5、6.5
- BULATS:Intermediate、Advanced
※IELT5.5とBULATS Intermediateのクラスは選択授業
4種類のコース(General、EAP、IELTS、BULATS)は途中で変更可能で、例えば最初はGeneralの授業を受けて語学学校の雰囲気に慣れてから、IELTSやEAPのクラスでそれぞれの目的にあった勉強をする、などもできます。
ちなみに、General以外の他3つのクラスはR&WとL&S総合で、ずっと一つのクラスで勉強します。
授業の時間割としては、こんな感じです。
午前(8:30-12:00):R&W、L&S(レベル別)
午後(13:00-15:00):選択授業×2コマ
General English
GeneralのクラスはR&WとL&Sに分かれていて、レベルもR&Wがいくつ、L&Sがいくつ、と割り振られます。
毎週金曜日がアセスメントテストで、この結果をもとに次週のクラスが決定されます。
原則1レベル8週間(8週間かけてテキスト1周する)ですが、テストの結果と授業中の様子などを先生が判断して1ヶ月くらいでレベルが上がることもあります。
わたしの知る限りでは、テストの結果でレベルが下がることはありませんでしたが、「どうしてもクラスについていけない、課題が難しすぎてきつい」など先生やカウンセラーの方と相談してレベルを下げることも可能です。
EAP
EAPは進学希望者向けのクラスで、Generalよりも難易度が高く課題の量も多め。
テキストもより学術的な内容を扱っていて、社会問題や科学技術に対してディスカッションしながら進んでいきます。
うちの学校内でCo-op進学を予定していて、公式の英語のスコアを持っていない生徒はEAP 300クラスをクリアすることを勧められていました。関門になっているだけあって、かなりハードです。
IELTS
名前の通りIELTS受験の対策コース。IELTS対策用のテキストや模試の問題などを使って授業をしています。移民や進学、就職などのために通っている生徒が多いです。
中には、在加歴が長くてスラスラ会話しているような人もテスト用の対策が必要だから、と受講していました。なのでやはりクラスのレベルは高めです。
BULATS
こちらもBULATSという試験の対策クラス。
BULATSとは、日本ではあまり馴染みがないですが、特にビジネス目的に特化した英語の試験です。BULATSコースはIELTSのコースと違って受験目的というより、ただ純粋にビジネス英語を勉強したい人たちが多かったです(うちの学校、ビジネス英語クラス、っていう括りがなかったからですかね)。
選択授業
午後は選択授業があります。週30時間コースは2コマ、25時間コースは1コマ、自分の好きな授業を取ることができます。
ライティングやスピーキングなど、苦手な部分を補うもよし、午前中にGeneralの授業を受けて午後の選択でBULATSなどの試験対策を受けてもよしです。
何を取ればいいか決められないという人は、担当の先生やカウンセラーの方に相談すれば、成績や今後の進路などをもとにアドバイスしてくれます。
わたしのESL生活
わたしはというと、 General Lv.6(4wk)→ General Lv.7(2wk)→ EAP300(8wk)→ BULATS(8wk) と計22週間続けていました。
もともと、申し込み時のレベル分けテストでGeneralの4からスタートで、22週間でカレッジに上がれる、というカリキュラムで見積もりしてもらいましたが、実際には14週間でカレッジ進学に必要なレベル(EAP 300/General Lv.7)をクリアしていたので8週間も時間が余ってしまいました!
今思うとちょっとお金もったいなかった… でもBULATSのクラスで身につけたボキャブラリーなどはカレッジに行ってからも役に立ったので、自分の中ではまぁよしとしてます…。
Generalコースは、だいたい以下のようなスケジュールで進んでいました。
|
授業 |
課題・自習 |
月 |
トピックの導入 |
グラマー、リーディングなどの課題 |
火 |
エッセイのテーマ、書き方指示 プレゼンのテーマ、形式指示 |
エッセイのドラフト作成 プレゼンの原稿草案作成 |
水 |
エッセイのドラフト添削・講評 |
プレゼン練習 |
木 |
プレゼン発表 |
エッセイのファイナルコピー作成 |
金 |
週のまとめ、テスト |
TGIF!! |
週の前半は割とゆるめ。後半にプレゼンやエッセイの提出、テストがあるので慣れるまではキツかったです。でものちにEAPのクラスに移ったら、Generalのクラスなんて屁でもないってくらい楽に感じました。
プレゼンのテーマは幅広く、わたしが経験した中で一番苦労したのは、「スポーツを子供に習わせるのは良いことか、スポーツマンシップとは何か」みたいなやつでした。たまに一人ずつじゃなく、グループディスカッションの時もありました。
エッセイは、自分が好きなブランドを宣伝する、とかテレビゲームは教育上悪影響かどうか、など。トピック自体はそんなに難しくはないんですが、考え出すと意外と時間がかかってしまいました。
EAPだと、こんな感じ。
|
授業 |
課題・自習 |
月 |
トピックについてのディスカッション エッセイのテーマ、書き方指示 |
リーディングの課題 エッセイのドラフト作成 |
火 |
プレゼンのテーマ、形式指示 エッセイのドラフト添削・講評 |
TEDを観てエッセイを書く課題 エッセイのファイナルコピー作成 |
水 |
インクラスライティング |
プレゼンの原稿草案作成 |
木 |
プレゼン準備 |
プレゼン練習 |
金 |
プレゼン発表、テスト |
TGIF!!(たまにリーディング) |
課題の重さが全然違います。
基本的にインプット作業は課題として出され、クラスの中心はディスカッションでした。その場で先生が間違いやすいところの指摘、ボキャブラリーの紹介や発音矯正などをしていきこれらをもとに最終のプレゼンやエッセイに備える、という流れです。
中でも重たかったのがインクラスのライティングでした。テーマを月曜日に出されて、火曜日に作成したドラフトを添削してもらい、ファイナルを作ります。水曜日のクラス中に制限時間(30分とか)で、準備した内容でエッセイを書きます。この時、準備したドラフトやノートは勿論見ることはできません!クラスメイトには、全部原稿を暗記してきてる人もいました。難しい表現を使うと詰みます笑
プレゼンは、選んだトピックについてネットで調べてそれについて説明するようなものから、国連の地球温暖化対策の会議を模擬したものなど、英語だけでなく、話す内容も評価対象だったので、準備にかなりの時間を要しました。
わたしは、とにかくアウトプット(writing, speaking)に苦手意識があって最初の頃はディスカッションで当てられるのが苦痛で仕方なかったです。あと、クラスのみんながEAPの200からずっと一緒に上がってきたところに一人でポッっと入ったので最初の頃は話の輪に入れず…。1、2週でやっと慣れました汗
話すのが苦手だったので、プレゼンは結構ガチガチに原稿を作って発音がわからない単語は何回もテキスト読み上げで確認したり、通学中の電車の中でも原稿を見ながらどう話そうかイメトレをしまくりました。あと、内容のクオリティに謎に凝っていました。なので、先生からアイデアや構成の部分で高評価をもらっていました。
EAPのクラスにいた時の平日の英語勉強時間は4~6時間くらいでした。ほぼ毎日、300~400words程度の作文が2、3出るので、自習時間の大半はwriting、合間にspeaking(プレゼン練習)に使っていたと思います。
BULATSのクラスでは毎週決まってプレゼンやエッセイはなく、テストの類題を演習したり、トピックに沿った内容のYouTubeの動画を使ってディクテーションしたりしました。BULATSのスピーキングテストがとにかく難しくて、最初はせっかくだからESLの卒業時にテスト受験しようかな~と思っていたのですが心が折れました。先生からも、スピークングもう少し慣れてスラスラ喋れるようになれば語彙やリーディングは完成度が高いからC1レベルくらいはいくよ!って励まされました笑
仕事でお客さんや上司と話すようになってやっと物怖じせずに話せるようになったので、今だったらチャレンジしてみても良いかもって思います笑
BULATSに移ってからは毎日課題に追われなくなったので、ここでやっと放課後に友達と遊んだり自由な時間を楽しむことができました。
午後の選択授業は、とにかく話す系の授業を取ろうと思いSpeakingとConvasationの授業をずっと取っていました。(ぶっちゃけこの2つの違いが全然わかりませんでした。同じ先生が持っていて、内容もだいたい同じだった…)でも、22週間もいたので1周してしまって午前をBULATS変えるタイミングで午後もBULATSの中級クラスにしました。
EAPの先生と午後の選択授業の先生がたまたま同じになってしまって、8週間ずっと朝8時から15時まで同じ先生の授業を受け続ける、という稀な状況に見舞われました。笑
多分そんな生徒わたし一人だったと思います。
カレッジ期
カレッジについて
カレッジは、現在4つの専攻に分かれています。
下にいくにつれて期間が長くなります。一番短いカスタマーサービスで8ヶ月(学校4ヶ月+Co-op4ヶ月)、サプライチェーンは28ヶ月(学校14ヶ月+Co-op12ヶ月)です。
それぞれ、学校の授業とCo-opの間には4週間のBreakがありますが、最初の入学オリエンテーションでこれは単なるバッファー期間であってバケーションじゃないからね!!!って念を押されます。笑
一番下のコースはわたしが入学するときにはまだなくて、つい最近開講されたようです。
Co-opプログラムとは?
Co-opっていうのは、生協とは全く関係がなくて、”Cooperative placement”の略です。簡単にいうと、学校で授業を受けることと、企業でのインターンシップがセットになっている教育プログラムのことです。
通学期間に応じて、一定期間の就労ビザ(オープンワークパーミット)が出るので、学校で勉強したことを実践する場が設けられているので単なる留学に止まらず、就労体験(しかもフルタイム!)もできるのが魅力的です。ワーキングホリデーに並んで、移民の足がかりとしても非常に有効な手段とされています。
公私問わず、いろんなカレッジや職業訓練校がCo-opプログラムを開講して留学生の受け入れを行なっています。コースの種類としてメジャーなのは①カスタマーサービス・ホスピタリティ系、②ビジネス系、③IT系、④アート・デザイン系でしょうか。特に①と②は語学学校と併設されていたりするので、比較的入学のハードルも高くない印象です。
わたしのカレッジ生活
わたしは現在、上記に挙げたビジネスマネジメントのコースに通っています。
多くの学校は、「最初に通学+コース修了後にインターン(Co-op)」というパターンだと思いますが、わたしの学科だと4ヶ月通学→6ヶ月Co-op→4ヶ月通学→卒業と、コースの真ん中にCo-op期間が設けられています。それゆえ、就活でもちょっと苦戦しました…。
(Co-op期間中はフルで働けるといっても約半年しかないので、面接まで行けてもだいたい渋い顔されます…。)
コースの内容は、どのコースも共通して「カナダで就職するためには」を柱として、ビジネスの基礎知識(マーケティング、アカウンティングなど)やビジネスライティング、面接やレジュメ対策なども勉強します。
ダイバーシティ環境でいかに組織を回していくかをマネジメントの原理などを交えながら学べるような構成になっています。
どの科目も入門レベルなので、大学ですでに学んでる人にとっては簡単すぎて退屈してしまうかもしれません。 逆に、わたしみたいなゴリゴリの理系出身で大学で全く文系科目を取ってなかった人でも充分ついて行けます。
カレッジの授業は基本夜(15時〜21時)で、ESLのクラスと入れ替わりで校舎を使っています。 月水と火木が同じ教科で、金曜日は補講日なので基本通学するのは週4日です。
参考までに、わたしの前期の時間割です。
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月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
15:00-18:00 |
Interpersonal Skills |
Management |
Interpersonal Skills |
Management |
|
18:15-21:15 |
Marketing |
|
Marketing |
|
大学と同じように課題、小テスト、中間・期末試験と期末にプレゼン、クラスによってはレポートが出たりします。
大学の授業が1回90分で週1コマだとすると、ここでは1回3時間、週2コマなので、単純計算で4倍速で進みます笑 ただ、1学期に取る科目数が少ないので、そこまで大変ではないです。
平均して1日あたり2、3時間を予習復習と課題につかっていました。
課題はグループワークとして出されることが多く、わたしはこれが一番キツかったです。
わたしの周りは、端的にいうと「勉強なんてどうでもいいから合法的にカナダに長く滞在できて働けるビザが欲しい」って人が多くてそういう人たちとグループワークで半強制的に一緒に作業しないといけないのでメンタルが削られます笑
しかもみんな締め切りにルーズ笑 今となっては、ある意味こういうのも含めてダイバーシティのリアルを学ぶことができたので良い経験になったとすら思います。
「出席さえしてれば単位がもらえる」ということは断じてありませんので、もし単純にワークビザ目的でCo-opにアプライしようと思っていたら(いないと思うけど…)、トータルで考えるとコスパもよくないのでやめたほうがいいです。
自由時間の使い方
わたしは学校がある日は勉強に集中したかったので、平日はバイトを入れずほぼ毎日図書館で勉強したり、就活情報を見たりして過ごしていました。
ダウンタウンの中央図書館は10時からオープンなので10時から授業が始まる前まで基本図書館で課題をやったり、レジュメ・カバーレター作成や日本にいるときにやろうやろうと思いながら全然手がつけられていなかったプログラミングの勉強(独学)をしたりしました。
プログラミングの勉強にはProgateを使って、1ヶ月だけ課金しました。
週末だけ夫婦でやっているB&Bのハウスキーパーをしていて、これがいい運動と息抜きになっていました。
ハウスキーピングが10時くらいに始まって、だいたい13時~14時くらいに終わり、いつもオーナー夫婦がお昼ご飯を出してくれました。 お客さんとのやりとりはそこまで頻繁にあるわけではなかったですが、オーナーとのやりとりは全て英語だったので多少は英語を使う機会もあったかな…?
バイトに行っているというより親戚の家でお手伝いをしているみたいで楽しかったです。
クラスメイトとはグループワークの時に図書館で集まるくらいで、あまりhangoutしなかったです。ESL時代に仲の良かった子とたまーにご飯に行ったり、2週間に1回外食とか出かけるかどうか。せっかくカナダに来たのに割と一人時間が多かったです。
思い返すと、「カナダにいる」という恩恵を100%活かしきれていなかったのが悔やまれますね。その時その時は必死で生きてる、って感じだったんですけでね。笑
まとめ
今回は、ESLとカレッジについてお話ししました。
今振り返ると、あの時もっと放課後とか友達と遊んでおけばよかった!とか、バイトもう少しいっぱい入れてお金稼いでおけばよかった!とか、後悔することも多々あります…。
なまじ滞在期間が長めで、2年あるからこれはまた来年でいいや、とか次の機会でいいやって先延ばしにしてしまうとあとで痛い目にあいます。泣
短期の留学やワーキングホリデーをこれから計画される方は、今すぐ渡航自体はできないけれど、留学先で目一杯満喫できるようにぜひお金を貯めたり英語力を磨いたりしてください。
もし、カレッジやCo-opを考えていてもっとこういうことが知りたい!っていう方はTwitter(ひろ(Vancouver 留学垢) (@hirovan1) | Twitter)にDMしていただければ答えられる範囲でお話できると思います。
それでは、ここまでお付き合いくださった方々、ありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう( ´ ▽ ` )
【カナダ留学Blog】英会話力0から英語環境で働くまでの道のり〜日本での勉強編〜【第6回】
みなさんこんにちは、ひろです。
バンクーバーは金曜から雨。しばらくは悪天が続くようですね…。この雨でウイルスも洗い流されてくれればいいのに〜泣
わたしはブログ初心者のチキン野郎なので、この状況下でブログを書こうとすると、話題選びにすごくsensitiveになってしまいます…。
しかし、ここで挫けるようなわたしではないのです。(急なキャラ変きた)
一人の時間がたっぷりあるので、最近は色々とカナダに来てから今までを振り返ったり、日本に帰ってから何しようかな〜なんて考えながら過ごしています。
留学生活も残すところあと半年ということで、自省の念も兼ねて今回からいくつかにわけて 「全然英語が喋れなかった自分が、空港の免税店で働くまでのプロセス」をまとめていきます。ただの自叙伝にならないよう、自分がどんな勉強をしたか&何に苦労していたかなど、なるべく他の人にも役に立ちそうなことを拾い集めて記事にしていこうと思います。
今のところ、日本での勉強編、語学学校編、就活編、入社後編の4部構成くらいになりそうです。
書いている時の気分次第で増えたり減ったり、途中でくじけたり(←ひどい)するかもですが、気長にお付き合いください。
今回は①日本での勉強編の記事になります。
わたしの初期の英語レベル
まず最初に、自分の英語力なんぼやねん!って思っている人がいるかもしれないのでここで簡単お話ししておきますね。
大学(&院)在学中
- 最後に英語の授業を受けたのは大学2年の必修(週1)だけで、しかも課題なしテストなしDVD見て終わり、みたいなゆる〜いやつ。
- 大学在学中に何か英語に関する講義をとっていたかどうかの記憶すらない。
- 研究室配属後、自身のテーマに関する研究は日本で取り扱いが少なく、仕方なく英語論文を読みまくる。
- 就活に必要なため、TOEICを受験。当時のMAXスコアは805点(R、L個々のスコアは覚えていませんが、どちらも同じくらいの点数だった気がします)。
就職後
- 英語を使う割合は業務の5% あるかどうか。
- インプットとして、図面やスペック、海外の論文や社報などをたまに読む程度。
- 割合としてはR: 95,L: 5, W: 0, S: 0 。僅かにあるリスニングは、エアショーの動画や海外企業のプレス向けのビデオを見たりするくらい。
会社は一応グローバル展開もしているし、部署自体は海外(というかほぼ米)とやりとりがあるものの、管理職クラスにならないと出張したり、接待したり、直接仕事をする機会はまずない環境でした(あくまでわたしの部署に限った話ですが、他は違うかも)。
向こうに提出する資料も、一旦個々が日本語で作ったスライドを上司に提出→上司が全体をまとめる際に英語に直す、といった具合でした。
正直なところ、技術系の英語は日本語の専門用語さえ分かっていれば完全ではなくとも内容が読み取れれるのであまり英語を勉強しよう、というモチベーションも高くなかったです。
プライベート面でも、海外ドラマにハマってる、めちゃくちゃ洋楽ファン、英会話を習ってるとか、国際交流好きでイベントに参加する、といったことは全くなかったです。
ただ漠然と、海外で仕事をしてみたいな、英語で世界中のいろんな人とコミュニケーションが取れたらいいのにな、と思っていました。
なので、ネットとかで高校生、大学生の頃から意識して英語を勉強したり、バイト代を貯めて奨学金で海外に正規留学している人たちを見て頭が上がらない思いです…
そんな具合で、英語が得意どころか、むしろ一般的な日本人の平均よりも英語にさらされる機会がかなり低いところからのスタートでした。そんな人間が、ちょっとばかり海外に行って英語の勉強とは〜なんて語り始めるなんて!と自分でも思いましたが、まあそこはこの際考えないことにします。
語学学校のアセスメントテスト受験
わたしは留学エージェントを利用していたので、エージェントからクラス分けのためのテストを受けるように言われました。留学を思い立ってから受験までは1週間あるかないかくらいでした。なので、全くの丸腰で受験してしまいました。
オンラインで約1時間くらいの、リーディング、リスニング、ライティングのテストを受験しました(スピーキングがなくてホッとした)。
R&Lは選択肢形式で、出題傾向や形式はTOEICに似たような感じ。レベルは、基礎中の基礎〜ビジネスレベルの言い回しまで幅広く出題されていたように思います。
ライティングは、オフィスの移転についての提案書を書く、という内容で、確か200 word程度とかだったような(すでにうろ覚え)。
当然全く練習したことないライティングはボロボロで、 テストの結果を踏まえてちょうど真ん中のクラスからスタートすることになりました。
当時はこれがいいのか悪いのかすらよくわかっていませんでしたが、今思うと、「留学申し込む前にもっと勉強しておけよ」の一言に尽きます。
留学前の英語学習
留学する前は全くの英語初心者だったので、ネットで色々留学前の勉強法を検索しながら色々試しました。
本格的に英語の勉強をするようになったのは、仕事をやめてから留学までの(正確には有給消化してた)2ヶ月ほど。
前の記事でちらっと英語の勉強法について触れましたが、そこでも書いた通りまず以下の3点にフォーカスして勉強しました。
- 文法の基礎
- 語彙力
- リスニングからのスピーキング(発音)
ここでは、わたしが使っていたおすすめの教材を紹介します。
文法の基礎
中学・高校6年間の英語をこの1冊でざっと復習する
(所要時間目安:1週間〜10日程度)
大学入試以降ろくに勉強しなかったわたしは、まず中高の英語のおさらいをして、過去形とか関係代名詞とかそういう基本的なルールを思い出す必要がありました。
そこで、わたしが最初に使ったのはコレ。
要点が簡潔にまとめられていて、対話形式で間違いやすいポイントの解説も入っているので最初の1歩目に最適でした。各章に少しだけ練習問題がついていて、負担にならない程度に理解度が確認できるところも良かったです。
ちなみにわたしはAmazonのKindle版を購入しました。電子版で勉強することに抵抗のない人はこちらがおすすめです。確かKindle Unlimitedで無料で利用できたはず(2020年3月時点)なので、もし会員になってる人はチェックしてみてください。
中高の英語が問題ないレベルの人は、スキップして次の「一億人の英文法」から勉強を始めていいと思います。
一億人の英文法
一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)
(所要時間目安:1ヶ月〜♾)
一億人の英文法。言わずと知れた英語学習者のバイブルですが、わたしも例に漏れず、購入しました。 Kindle版がないのがとても惜しいですが確かに紙の本を持っていて正解だと思います。
かなりボリュームのある本で、わたしは日本で全部読み終わらなかったのでカナダに持ってきました。(結構重かったよ…)
ESLの授業で消化不良の部分があったり、あるいは日常生活で英語を使っているときにふと疑問に思うことが出た時に辞書がわりに関係する部分を読み返したりと今でも重宝しています。
一般の受験生向けの参考書よりも、英文法学習の流れを意識して書かれているので読み物のように前から順に読んでいきやすいと思うので買って後悔することはないと思います。
語彙力
最近、「TOEICなんて、実際に海外に出たら意味ない」派閥が増えていますが、ここで言わせてください!!
TOEIC、めちゃくちゃよく出来た試験だぞ!!!
TOEIC対策として出ている「優良な」教材は、実際に海外で生活していく上でよく目にする単語、言い回し、シチュエーションをうまくカバーしています。
特に、ビジネス英語を勉強したい人はTOEICの勉強から入るのは悪くない選択です。断言できます。
金のフレーズ
TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)
(所要時間目安:10日〜1ヶ月程度)
わたしは過去にTOEIC対策用に金のフレーズを使っていたので、それをもう1回引っ張り出してきてやり直しました。
この「金フレ」、大きさや量も手頃で使い勝手が良く、何より本当に「あ、コレ金のフレーズでやった言い回しだ!」っていう場面に出くわします。
ネットで音声をダウンロードできるので、音ありでインプットし、日→英、英→日両方のアウトプットが瞬時にできるようになるまで繰り返しました。
起きてから寝るまでの英語表現1000
[音声DL付]起きてから寝るまで英語表現1000 起きてから寝るまでシリーズ
(所要時間目安:10日〜1ヶ月程度)
わたしは最初の2ヶ月分をホームステイで過ごす予定だったので、もう少しジェネラルな表現も手広くやっておこうと思い、「起きてから寝るまでの英語表現」もザーッと目を通しました(たまたまKindleで無料で読めたので)。
シチュエーションごとに単語、例文がまとめられているので海外で生活する前にやっておくと色々と役に立つと思います。単純にパラパラみてるだけでも、「あ、これこう言うんだ」っていう発見がたくさんあって面白いです。
他には、スマホにいろんな単語アプリとかを入れて通勤中や休み時間にやったりしていました。長くなりそうなのでここでは触れず、アプリの話は別でまとめようと思います。
リスニングからのスピーキング(発音)
どうして自分はうまく喋れないのかを突き詰めると、そもそもその音やリズムが口に馴染んでいないからとっさに出てこないのでは、という結論に至りました。
ネットでいろんな留学経験者やバイリンガルの人たちの経験談を見てもみんな口を揃えて、耳で聞こえないことは喋れないって言っていますしね。
なので、まず耳からインプットしてそれを瞬時にアウトプットする練習をしようと考えました。
英語発音入門
[英語発音入門](http://kccn.konan-u.ac.jp/ilc/english/)
甲南大学の教授によって作られた、英語の発音学習用のサイトです。
誰でも無料で使用することができ、アメリカ英語、イギリス英語の両方に対応しています。わたしは一番最初にこのサイトで発音練習をしました。
ここでは各発音記号に対して、実際にスピーカーがどういう口の動きを動画で見ながら練習できる点が素晴らしいと思いました。
また、RとLなど、似たような発音をセットにして進めていくので効率よく学習できます。
さらに、発声方法だけでなく、文章を読む時のリズムやリンキング、音の変化についてもよく解説されています。音の強弱を波形を使って表していたりと視覚的にわかりやすくする工夫がいたるところに見られて、こんなのが無料教材として簡単に使える現代ってやっぱりすごいなあと感心してしまいました。
量としてはそんなに多くなく、1日あれば1周出来てしまうので物足りなさを感じたら、次の「英語耳」などを使ってみてもいいと思います。
英語耳
発音関係のテキストのなかで一番売れている本。上記のサイトの内容を一通りこなした後、もう少し練習したい人におすすめ。わたしも付属CDを聴きながら苦手な発音を中心に練習しました。1週間くらいでテキスト1周したと思います。
瞬間英作文
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)
とにかく「話す」ことにフォーカスして作られた英作文の本。
英作文、というよりかはむしろ、スピーキングの練習のための例文集のような印象を受けました。
これもとても人気で、ちゃんと続けられる人にはすごく効果があると思います。裏を返すと、比較的単調な作業の繰り返しなので、わたしは途中で飽きてしまいました…。
ちなみに、Kindle版もあるのですが、この本に関しては紙の本の方が使いやすいです。
ただコンセプトとしてはもっともで、ゆえにシリーズ化されてたくさん新作も出ているし、支持者もたくさんいるのも理解できます。ということでここでも挙げておきました。
シャドーイング
これが、本当にわたしがオススメしたい英語の練習法です。ちょっとハードだけと効率的で継続もしやすいです。
シャドーイングとは音声を聞きながら、ほぼ同時に聞こえたまま発声する(その名の通り影のように追いかけるイメージ)練習法です。
なぜこの方法がすごいかって?
カラオケのレパートリーを新しく増やす時を想像してください。
聴いたことあるだけで一回も歌ったことない曲をカラオケで歌おうとすると、うまくいかないですよね?(絶対音感を持ってる人は瞬時にうまく歌えるかもしれないけど)
大抵の人は、CDとかYouTubeで実際の曲を聴きながら、一緒に歌って歌詞とメロディーを覚えていくじゃないですか。いきなり楽譜と歌詞見てアカペラで練習しないですよね。
それと同じ原理で、一緒に喋って(歌って)いくうちに、単に言葉(歌詞)だけじゃなく、抑揚(メロディー)やリズム、息継ぎのタイミングまで身につくんですよ!
簡単にいうと、自然な、英語らしい喋り方になっていくんです。
日本人の英語が聞き取りづらいと言われる理由には、単語自体の発音もさることながら、リズムや抑揚がフラット過ぎることにあると言われています(語学学校の先生もよく言っていました)。
なので、リズムや抑揚を身に付けることで、「より伝わる英語」が話せるようになるのです!
やり方は単純明快です。
新しい歌を覚えるような要領で、最初はスクリプトを見ながら練習していきます。もし、元の音声が早すぎてどうしても追いつかない場合は再生速度を0.75倍にしたりして、それぞれの単語あるいは節ごとの発音に意識しながら話すようにします。
シャドーイングの方法の解説で、「スクリプトを読んではだめ、絶対耳から入ってきた音だけに集中しないと意味ない!」みたいなのをサイトや動画で見かけたのですが、わたしはあんまり気にせず、自分がやりやすい方法で始めました。じゃないと続かないっていうのもわかっていたし、上に書いたカラオケ理論(勝手に命名)でいうと、歌詞カード見ずに完璧に歌えるようになるか、いや無理だろ、っていうのが頭にあったので。
シャドーイングはスクリプトと音源さえあれば、どんな教材を使ってもできます。
おすすめは断然YouTubeです。いちいち本やCDを手に取る必要もなく、スマホで簡単にできるなんて、最高すぎますよね。
しかも、1回分がちょうどよい長さになっているので、取り組みやすいです。
YouTubeで「シャドーイング」でキーワード検索するとかなりたくさん出てきくるので、ネタに困ることもないでしょう。自分が好きなトピックを扱っているものが見つかるとなお良しです。
↓わたしが最初に使っていた動画です。
”Sarah Jenkins's Diary”シリーズ
100本ノックなんていうのもありました。(わたしはコレは使っていませんが)
最初はすごくゆっくり喋っているものから始められて良さげ。
これらはあんまり面白みはないかもしれませんが、検索してみると映画やドラマのフレーズで練習できるものなどたくさんあるので、ぜひ試してみてください。
2ヶ月の勉強の成果
入学時にもう一度クラス分けテストを現地で受けたのですが、なんと2クラス分も上になっていました(8段階の4→6)。この学校では、通常8週間かけて1つずつレベルが上がっていくので、日本での2月で倍速でレベル上げに成功しました。もちろん、テストの結果で全てが測れるわけではないのですが、語学学校は上のクラスから始められるに越したことはないです。
(ただ、わたしの場合エージェント経由で契約していたので、すでにカレッジ前に必要なESLのクラス〇〇週分、って学費を全納してしまっていたのが痛恨のミス…)
まとめ
今回は主に日本での英語の学習方法をメインにお話ししました。
わたしがやっていたのは、かなり基礎的で、シンプル。しかも、教材もメジャーどころばかり。なので、やる気さえあれば誰でも簡単に挑戦できるんです。
もし、海外で働いてみたい、留学してみたい、ちょっと興味はある…けど英語も得意じゃないし…今からじゃ遅いかも、って思いっている人がいたらこのブログで紹介したどれか1つでも試してみてください。
きっと、ちょっとずつ「あれ、わたしでもできるんじゃない?」っていう気になってくるはず。
わたしもまだまだ修行中の身ですが、一緒に頑張っていきましょう!!
ここまで読んでくださった皆様ありがとうございました。
また次回、よろしくお願いします!
【カナダ留学Blog】今から3ヶ月で!留学・ワーホリ前にやるべき10のこと【第5回】
こんにちは、ひろです。
最近、全然家から出ないで生活しているのですが、人のいないところで少し散歩とか軽い運動くらいしないと免疫力も下がって逆に健康にがいがありそうな気がしています…。
先日また、カナダ政府から外国人の渡航規制について発表がありましたね。(詳細は下記リンクから確認してください)
↓在カナダ日本大使館がまとめた情報(PDF)
https://www.ca.emb-japan.go.jp/files/100025857.pdf
↓ワーホリなどの人に役立ちそうな情報がわかりやすくまとめてありましたので、参考まで
これから出発!ってときに足止めを食らってフラストレーションが溜まっている人も多いと思います。 が、せっかくなので空いた時間でもう一度、渡航前の準備と見直しをしてみませんか?
こっちに来てから意外と、
「あ、あれ日本でやっておけば良かった~、失敗した…」
と思うことってたくさんあります。ありました笑
そこで、今回はわたしが留学前にやったこと、やらなくて後悔したことを振り返りながら今からでやる留学準備についてまとめました。また、わたしが仕事をやめてから渡航までだいたい3ヶ月弱だったことと、この渡航制限に目処が立ちそうなのが6月末ごろということだったのでこれから3ヶ月でやること、というテーマにしました。
- 1. 必要なものを買い揃える
- 2. 病院・歯医者に行く
- 3. 英語の勉強をする
- 4. 自炊力をつける
- 5. 渡航先でも続けられるような習慣を作る
- 6. 各種手続きをすませる
- 7. SNSのアカウントを作る
- 8. 自己紹介のネタを考える
- 9. 日本の文化や歴史について勉強する
- 10. 大切な人に会っておく
- まとめ
1. 必要なものを買い揃える
新生活のための買い物ってとってもワクワクしますよね。靴や服、スーツケースなどなど。いろんなものを新調したくなりますよね。
特に悩みどころはPC・スマートフォン。
PCに関しては、ワーホリPC不要説を唱えている記事も見たのですが、わたしは持ち歩ける薄型のノートPCがあった方が絶対にいいと思います。
タブレット+Bluethoothキーボードでも難なく文書作成できるという人はそれでもいいかもしれません。が、わたしはPC派です。
理由は、主に以下の3点です。
- 学校で(ESLであってもクラスのレベルによっては)WordやPowerPointを使用する課題が頻繁に出るから
- 学校に通わなくても、レジュメ作成などはPCの方が効率的だから
- オンラインで何かを申請したり、試験などを受ける必要があったときにPCの方が動作が安定しているから(たまにタブレット、スマートフォンだとうまくいかないケースも)
具体的には、ビザの延長や切り替えのための書類作成など、オンラインテストでメジャーなものとしてはSIR(Serving It Right:BC州でお酒を扱うお店やレストランでサーバーや販売員として働く際に必ず必要になる資格。BCだけでなく、各州で同等の資格制度があるので時間があるときに調べてみてください。)があります。
もちろん、ある程度の規模であれば学校にもコンピュータラボみたいなのは併設されていますし、図書館でも無料でPCは利用できます。
留学エージェントのオフィスで借りられるところもあるようなので、なくても生きていくには問題ないと思います。
ただやっぱり、それぞれ営業時間など制約条件もありますし、今回のコロナの件みたいに一斉にどこも閉まる、なんてことになったら焦りますからね…。
特に何の疑問もなく、今使っているものを持って行こうと思っている人もちょっと待って!
今使ってるPC、スマートフォンはいつから使ってますか?
バッテリーの持ちは問題ないですか?
一般的にスマートフォンやノートPCのバッテリーの寿命は2、3年ほどと言われています。
PCの場合充放電の頻度はスマホに比べると低いのでコンディションが良ければ5年くらいまでは持つかもしれませんが、HDDの寿命もだいたい5年ほどになります。
スマホで重ためのアプリなどを起動したときに落ちやすかったりしませんか?
起動までにやたら時間がかかったりフリーズする頻度が高かったりしていませんか?
カメラアプリはうまく起動しますか?
画面は割れてないですか?
もし、そこそこの年数使い込んでいて上記の質問に対して引っかかるところがあれば買い換えるか、バッテリーだけでも交換してくることをおすすめします。
海外に来てからスマートフォンが死ぬと、精神的にも懐的にも大ダメージです。
実際に、わたしの友達でスマホが壊れてしまって、家族や日本にいる友人などの連絡先も持っていなくてめちゃめちゃ焦ってた子がいました。友達のスマホからSNSのアカウントにログインして、そこから何とか連絡手段を得られたようで最悪の事態は免れていましたが、何かあった時のためのデータのバックアップ(オンライン・オフライン共に)にも注意を払っておきましょう。
2. 病院・歯医者に行く
ご存知の方も多いと思いますが、海外で病院に行くことはなかなか容易ではありません。
海外旅行・留学保険に入っていても、持病や渡航前から治療中のものについては補償の対象外となるのが一般的です。また、眼科や歯科治療も特殊治療として一般保険ではカバーされないことがほとんどです。
処方箋薬が必要な場合は、主治医の先生に相談して処方できる限り多めにもらっておいたほうが間違いないです。
あと、虫歯がある人は出発までにできるだけ余裕を持って治療してください。
直前に突貫工事して、いざ海外で生活し始めたらいきなり詰め物取れた!とか噛み合わせに違和感があって痛い…とかがあるとQOL爆下がりですからね。
特に欧米圏は、硬い肉、硬いパン、粘着力やたら強いキャンディなどツワモノぞろいですので!
メガネ・コンタクトレンズ使用の方は定期検診と視力検査を受けておいたほうが間違いないです。メガネは2個あった方がいいです。壊れてこっち(海外)で作るのも大変だし、日本よりも高いです。
3. 英語の勉強をする
わたしの英語力は大して高くもなく、アドバイスできるような立場にないのは重々承知です。カレッジの前にESL5ヶ月も通ってたし笑。なので、一個人の体験談として、参考にしていただけたら幸いです。
個々の英語のレベルと、留学の目的によって勉強方法も様々かと思いますが、基本の3ステップは「基本の文法を定着させること」と「語彙力を身につけておくこと」、「リスニング+スピーキングの練習」です。
文法は、中高の英語の教科書レベルで問題ないです。
カナダでいろんなネイティブの先生の授業を受けて、日本の英語の授業で学ぶ文法は、充分すぎるくらい広範囲をカバーしていると気づきました。
単語については、TOEIC頻出単語集の860点目標くらいのレベルを目安にするのがいいかと思います。自身の経験では、これくらいの語彙があればひとまず、身の回りの英語がある程度理解できて、かつ、わからない単語が出てきても文脈や似たような単語から意味を推測できるようになります。
正直なところ、語彙力は母国語の語彙レベルにもよるので(例えば日本でビジネス文書を扱っていない人がいきなりビジネス英語を学ぶのはハードルが高い)、まずは自分にあったレベルの単語集1冊を完璧にするのを目標にすることをオススメします。取り掛かりを作るのが大事です。
すでにTOEICで高いスコアを持っている人は、上記のようなレベルはすでに身についていると思いますので、自分の専門分野や趣味で使う語彙を勉強するのもアリです。
最初にESLを受講する方は4技能一通り勉強することになると思いますが、文法や単語は日本にいるうちに日本の教材で基礎を固めた方が圧倒的に効率が良いです。
というか、ベースができてないうちに100%英語で書かれているテキスト+解説も全て英語の授業を受けるのは精神的にもかなり苦痛だと思います。
そして、(きちんと教育に力を入れている優良な学校を選べば)インクラスでも、課題でも圧倒的な量のアウトプットを要求されます。わたしは、現地で英語を学ぶことの良さは「リアルタイムでアウトプットを評価してもらえる」ことにあると考えています。なので、このアウトプットに全力投球するためにも日本でできる文法と単語の勉強は必須だと思います。
基礎ができていると、「結局、学校でも放課後も日本人同士で日本語で喋ってしまった」というありがちな失敗も避けられるんじゃないでしょうか。
リスニングとスピーキングは2つで1セットと考えています。とにかく、まず聞いて、それをそのまま発音するという練習をひたすら繰り返します。発音記号1つずつから始まって、単語、文とレベルを上げていきます。これにある程度慣れてきたらシャドーイング(音声を聞きながら、同時に聞こえたまま発声する練習法)に挑戦。躓いたらまた単語に戻って練習、という流れです。
ワーキングホリデービザを使って現地に渡る場合で、なるべく語学学校にいく期間を短くしたいor全く通わずにすぐ働くことを考えているなら、スピーキングの練習はマストです。
逆に、簡単な面接の場面で、自分の言葉で喋れるくらいまでのレベルになっていれば、語学学校に行く必要はあまりないんじゃないかと思います。
もちろん、より高いレベルを目指して通学するのも良いことだと思いますし、友達を作る、とか最初の生活リズムを作るという意味でも学校に通うことは悪くない選択だと思いますが、要は時間とお金の配分次第ですね。
4. 自炊力をつける
カナダでは、レストランはもちろん、フードコートやスーパーのお惣菜も結構高くつきます。
日本みたいに、いろいろ揃ってワンコイン!みたいな外食メニューもなければ、手軽に買えるコンビニのお弁当みたいなものもあまりありません。(正確にはあるにはあります、けどこの値段でこのクオリティかぁ…っていう感じ)
友達と外食も楽しいですが、いざって時のために簡単な調理はできるに越したことはありません。今回のコロナの件みたいに街中シャットダウン、飲食店もほぼやってない&収入源も絶たれるなんてことになったら、自炊せざるを得ませんしね…。
まずはちゃんとお米が炊けること(意外とやったことない人がいてびっくりした)、パスタや簡単な炒め物が作れればなんとかなります笑
特に、安くて調理時間も短くてすむパスタのレパートリーは重宝しますよ!
5. 渡航先でも続けられるような習慣を作る
これは、主にメンタル面でのアドバイスです。
特に、初めて海外で生活する場合には、急にガラッと環境が変わり、言葉も完璧には通じなくて、気の置ける友人もいない…となるといくら屈強な意思とフィジカルを持ってしてもかなりストレスがかかります。
そして、張り切りすぎて体調を崩す人も珍しくないです。わたしの周りでも、せっかく来たのに体調を崩して早々に帰国…という人は少なくなかったです。
わたしが渡航前に意識していたのが、カナダに来ても続けられる習慣やひとりでもできる趣味を作っておくこと。当たり前なんですけどね。小さなことで構いません。
例えば、寝る前に簡単なストレッチをするとか、日本で見てたNetflixの海外ドラマの続きを見る、とか。上記に挙げた英語の勉強や料理なんかも、習慣の一つになりますね。
ルーティーンができていると、自己コントロール感が自然と高まって、不安や憂うつな気持ちになりにくいです。また、いつもと同じ動作を同じ時間帯にしていても、その時のコンディションによってアウトプットが変わるので、体調の変化などにも気付きやすいです。
6. 各種手続きをすませる
結構面倒なペーパーワークが沢山ありました。(わたしが日本を発った2018年時点での話。今はもっと電子化されてたりするのかしら?早く日本もペーパーレス化が加速してほしいところ…)
- 海外転出届け(出発の14日前から提出可能)
- 国民年金、健康保険への任意加入(あくまで任意)
- 住民税の支払い(納税代理人の申請)
- 確定申告(収入があった場合)
- 住所変更、転送サービスの登録
- 奨学金(日本学生支援機構)の返還猶予願い(大学などで奨学金を使用している場合)
- 携帯電話の解約、プラン変更(出発直前)
- クレジットカードの作成、限度額引き上げ、海外キャッシングの設定など
長期(1年以上を目安)で海外に滞在する場合は、各種公的な手続きが必要です。特に、社会人として会社勤めをしていた人は税金関係で色々複雑なので、早めに手続きを行わないと後々面倒なことになります。学生の方は携帯電話とクレジットカードくらいで、他はあまり気にしなくても大丈夫です。
一人暮らしをしていて、その部屋を引き払って海外に行く場合は、書面で連絡がくるようなもの(銀行とか、クレジットカードとか)については実家の住所など確実に連絡が取れるところに変更しておきましょう。郵便局の転送サービスも合わせて登録しておきましょう。思いがけない人から年賀状とかが届いてる場合もあります。笑
社会人で、会社を退職して留学・ワーホリに行く方は、可能であれば退職前にクレジットカードの限度額を引き上げておくことを激しくおすすめします。海外ではVISAとMastarcardの2枚持ちがベストです。American Expressはお店によっては使えないところもありますが、上記の2つが使えないことはほぼありません。
また、海外キャッシング機能ができるようになっていなければ、念の為有効化しておくべきです。限度額引き上げやキャッシング対応などは、無職になってしまうと審査が通りにくかったり、国内から電話のみでしか受け付けていなかったりするカード会社もあるので、余裕を持って手続きを済ませましょう。だいたい審査には1週間前後かかると思います。
7. SNSのアカウントを作る
このご時世に何も持ってない人はいないと思いますが、せっかくの国際交流の機会なので気軽に連絡先交換できるSNSアカウントがあると便利です。
語学学校で仲良くなると大抵InstagramかLINE、Whatsappなどを交換することが多いです。くれぐれも公開範囲の設定やプライバシー管理は慎重に。
出会い厨とナンパには注意してください。新しい土地で開放的な気持ちになるのも否定はしませんが、何かあった時に家族や周りの人に莫大な負担が及んでしまうということを念頭に置いて行動するようにしてください。
8. 自己紹介のネタを考える
学校、職場、その他ありとあらゆるコミュニティにおいて自己紹介をする機会がたくさんあると思います。
名前と経歴に加えて、ちょっとした一言が喋れれるかどうかで印象がだいぶ変わります。(わたしは自己紹介が苦手でいつも頭を悩ませていました) オフィシャルorアカデミックなバージョンと、カジュアルなバージョンでそれぞれテンプレートを作っておくといいと思います。
ちょっと長めに喋る機会が設けられている場合に聞かれることは、だいたい以下の3パターン。
- 趣味・特技
- 今までの経歴(職業、職場のこと/学生の場合は専攻やクラブ活動など)
- ここにきた目的・理由、きっかけ
最低でもこの3つの質問にスラスラ答えられるようになっておくと、今後のコミュニケーションがスムーズになります。また、共通の趣味や似たようなバックグラウンドを持つ人が話しかけてくれたりするので、できるだけたくさんアピールポイントを考えておきましょう。
9. 日本の文化や歴史について勉強する
これも各所でずっと言われてることなのですが、本当に、思いがけない質問が飛んできます笑
わたしが通っていたESLのクラスでも、フリートーク形式の授業では自分の国のことを喋る機会が多くて、語彙も少なくあまり歴史や文化に精通していないわたしは苦労しました。
例えば、
- 日本の選挙や内閣の仕組みについて
- 日本人はどういう時にお寺や神社にお参りに行くの?それにはどういう意味があるの?
- 日本人にとって天皇はどういう存在なの?
- オススメのテレビ番組・アニメ・漫画を教えて
などなど。
日本の選挙の仕組みについて「小選挙区比例代表並立制」というのはわかっていても、その中身を英語で説明するのは難しいですよね。(わたしのレベルが低いだけでしょうか??)
何かしら頭には浮かんでくるけどとっさに言葉にできないようなものも多く、いつもスマホとにらめっこしながら切り抜けていました。
日本の歴史をパーフェクトに覚える必要はないですが、自分が話しやすい分野で日本の豆知識をいくつか持っていると、色々と助けられます。
学校では先生やクラスメイトが助け舟を出してくれたりしますが、職場などでよくわからないからといってぶっきらぼうに
”I don’t know.”
などと言ってしまうと、この人は自分とはあまり話したくないんだな、何だか冷たい人だな、と思われてしまうこともあります。
そういう時は、
”Well…I’m not familiar with ●●, but ~~~. What do you think about it?”
みたいな形で何か関連したことについて話題提起してみたり、会話のキャッチボールを続けられるよう努力しましょう。
これを繰り返していくうちにお互いが話しやすい話題が見つかって、仲良くなれます。日本にいても同じですけどね笑
10. 大切な人に会っておく
最後に、意外と気付かないけどもしかしたらいちばん重要なこと。 大切な人(家族、親戚、恋人、親友など、あるいは人以外でも愛犬や愛猫でも)に直接会って、顔を見て、話をすることです。
もし、一人暮らしをして、実家を離れて久しかったら、家族や旧友との時間をできるだけ作ってください。
今は、SkypeやFacetimeで簡単にビデオ通話もできますが、同じ空間で時間を共有するには及びません。いざ電話しようとしても、WiFi環境が良くなかったり、時差があったり、お互いにタイミングが合わなくて思うように話せないことが多いです。
恋人と遠距離恋愛で良好な関係を続けていきたいなら、「毎週末は最低1回は電話をしよう」など、具体的な連絡の手段と頻度を話し合いましょう。どちらかのスマホが急に死んでも連絡できるように電話番号やPCのメールアドレス、住所も紙に書いて交換しておきましょう。
それでも人と人の間に絶対はないので…離ればなれになる以上、何が起きても受け入れる覚悟を持ちましょう。
いつなんどき、何があるかわかりませんから、後悔のないように。
まとめ
今回は、わたしが思う留学に先駆けてやるべき10のこと(手続きとか細分化したらもっと大量になるけど…)について書きました。偉そうに色々言いましたが、自分が出発するときは3ヶ月なんてあっという間で、もちろん全部が全部万全ではなく、こんな状態でもう行くの?!?やばくない???ってめっちゃ焦りと不安を抱えたまま成田に向かいました。
でも、準備にかけた時間や前向きな気持ちは現地に着いてからちゃんとプラスになっています。
いつ出発できるかドキドキ・ハラハラしながら待つのは正直とても辛いですが、がんばりましょうね!
もし、個々に詳しい話が知りたい、とかもっとこういうテーマの記事が読みたい、という意見・ご要望などございましたら是非とも参考したいので、コメントかTwitter(@hirovan1)にDMいただけると嬉しいです。
【カナダ留学Blog番外編】朝ごはんの定番!オートミールを初めて食べてみた【ゆるネタ】
どうも、ひろです。
最近ちょっとずつアクセス数が増えてきて嬉しいかぎりです。まだまだ始めたばかりでコンテンツは少ないですが、よろしくお願いします。
今回はちょっと息抜きにゆる〜い内容で。
(まだ5回目だよ、早くない?って思うかもしれませんが笑 最近コロナコロナってシリアスなこと考えすぎて頭が疲れてきた…皆さんもそう思いません??)
前の記事(下にリンク貼っておきますので、よかったらぜひ)で紹介したオートミールを早速食べてみたので、食レポしたいと思います!
オートミールって何?
ざっと調べたところ、
オートミールとは、オーツ麦を脱穀した後、調理しやすいよう加工したもの。一般的には水や牛乳で軽く煮て粥状にして食べられる。
オートミールに砂糖などの甘味料と植物油を絡めて焼いたものがグラノーラ。
オートミールをふやかして果物やナッツを加えたシリアル食品がミューズリー。
鉄分などのミネラル、食物繊維、ビタミンが豊富で、近年健康食品として再注目されている。
オートミールにも種類があって、丸い粒状もの(カットオーツ:お米と同じで、吸水させたり調理するのに少し時間がかかる)や、圧延して薄く延ばしてあるもの(ロールドオーツ:調理時間がカットオーツよりも短く、一般的に食べられているのはこっちのタイプ)、レンジ加熱やお湯を注ぐだけで食べられるクイックオーツやインスタントオーツなどがある。
(参考:Wikipedia)
なんかめっちゃ健康にいいらしい!不健康が服着て歩いてるみたいな状態のわたしにうってつけでは?(最近は歩いてすらいない、座位の不健康←?)
「インスタントオーツは味付け済みでお湯さえあれば食べられるので特に初心者向き。」
と書いてあったので、初心者のわたしはインスタントオーツを買ってみました。
実際に作って食べてみた
商品概要
今回わたしが手にしたのはQUAKERというブランドのインスタントオートミール、メープル&ブラウンシュガー味です。甘党のわたしからすれば、この時点でもう美味しそう。
この人もめっちゃ自信満々そうな顔してるし!
うん。これは、絶対美味しいやつだ。
これは一箱に8つの小袋が入っているタイプでした。買った時は小分けされてるって知らなくて、開けてちょっと感動しました。(よく見てから買え) だってカナダのものって基本箱に直に入ってるじゃん…?
1つの大きさは、だいたい小さめの使い捨てカイロ(ポケットに入れるタイプ)くらい。
調理手順
それでは、満を持して作っていきます!
説明書き曰く、
電子レンジを使用する場合
- 袋の中身を電子レンジ対応の器に開ける
- 2/3カップ(150ml)の水または牛乳を注ぎ、かき混ぜる
- 電子レンジ【強】で1〜2分温める
ケトルを使用する場合
- 袋の中身を電子レンジ対応の器に開ける
- 1/2カップ(125ml)の水または牛乳を注ぎ、かき混ぜる
と書いてありました。
超簡単!インスタントのカップスープを作る要領で作れます。
わたしはアーモンドミルクで作りたいので、今回は「電子レンジの場合」に従って作っていきます! おらワクワクすっぞ
サラサラサラ〜っと。 見た目は小鳥とかのエサ。
袋を開けた瞬間から、メープルの甘い匂いが部屋じゅうに充満して脳みそが溶けそうです。きっと美味しいに違いないです。期待が高まります。
アーモンドミルク(プレーン、砂糖なしVer.)を用意します。
(匂わせ女子のインスタみたいにMacBookが写り込んでますがスルーしてください。)
なんとなく目分量で入れてみたら、ちょっとシャバシャバになってしまった気がしますが、加熱したらうまいこといくのかな。
電子レンジで1分半チン!して出てきたのがこちら!
……って写真撮ったのになぜか保存されてなかったです。辛い。
レンジから出した瞬間はまだちょっとシャバシャバな気がしたけど、混ぜていくうちにドロドロになりました。
パッケージと全然違う見た目ですが、これ大丈夫かしら…?いい匂いとは裏腹に、視覚情報が全然食欲を刺激しません。まあ食べ物なんてそういうもんでしょうね。
それっぽくなりそうだったのでバナナを入れて、完〜成〜!
って、また、写真!!!
このぼやぼやのやつしかないの。もうやだ、いきなり事故案件。
いざ、実食
待ちに待った、オートミール初体験〜!
めっちゃテンション上がります。
美味し………っあ甘っ!!!!!
バナナがあっても甘い、というより一緒に食べるとほぼバナナの味はしない。
「甘い」っていう味覚情報が脳のキャパを超えて入ってくるので、美味しいとかまずいとかの判断がつきません。
寝起きの状態から秒で血糖値が爆上がりして、なんならもうパニック。
まあ、でも、生物学的には「甘い」=「美味しい」なので、これは美味しいものの部類に入るのではないでしょうか。
味のイメージはというと、例えるのが難しいんですが、ケロッグのコーンフロスティーを少なめの牛乳でふやかしたところにKFCのビスケットについてくるシロップの袋を全部いれた感じ。
もっと何か甘みを打ち消すようなものでカサ増ししなきゃいけなかったのかなぁ…。
それより、果たしてこれは健康食なのだろうか…?
皆さんにお勧めするとしたら、プレーン(砂糖が入っていないタイプ)の ものですかね。これに自分の好みの量の砂糖なり蜂蜜なりを加えて味を整えるのがいいとおもいます。
あと、甘い系じゃなく普通にコーンスープとかミネストローネとかに入れたら美味しいはずです。
結論
今回のわたしの初めての食レポブログは史上最低レベルの完成度となりましたが、まとめると、
- 甘い汁吸って生きていこうとすると痛い目にあう
- カメラ仕事してくれ
ということですね。
この記事、書いたものの黒歴史になりそうで消そうか迷いましたが、せっかくなので上げることにしました。
全て個人の感想であり、この世の何に対する否定・批判を意図するものではございませんので、ご承知おきください。
皆さんもぜひ試してみてくださいね!
(日本でも普通に通販で同じもの買えるみたいです↓↓)
価格:756円 |
それでは、また次回、ひろの食レポリベンジマッチに期待!
【カナダ留学Blog】BCでも自宅待機推奨…とりあえずスーパーで買ったもの【第4回】
こんにちは,ひろです. こんな時こそブログ更新!
わたしがいるカナダ,BC州では,ここ数日で様々な公共・商業施設の休業や縮小営業が報じられています.
Tim Horton’sやStarbucksを始めとするカフェ,ファストフードチェーンから個人のレストランに至るまで多くの飲食店が3月中のDine-in営業の中止を発表しているようです.
先日の記事の冒頭でちらっと書きましたが,わたしも身動きが取れるうちにと,買い出しに行ってきました.なので,今回の記事では,無職貧乏学生のわたしが買った備蓄用の食料+αをご紹介しようと思います.
コロナの件に限らず,慣れない海外で自炊もあまりしたことがなく,何から買ったらいいのーー???っていう方向けにまとめますので,ぜひ参考にしてみてください.
買い物に行った時の状況
わたしが買い物に出かけたのは2020年3月16日午後4時ごろ,昼間の会見を受けて,今後様々な面で行動が規制されそうで,かつ駆け込み需要で一気にものが無くなるだろうなと思い急いで買い物に.
朝から洗濯しようと思っていたのに洗濯機があるところのカギがなくて,家を出るのがこの時間に泣
ダウンタウンはこの数日前からスーパーの品物がガラガラと聞いていたので,急いでMetrotownの大型スーパー Real Canadian Superstoreへ行きました.
店内は同じように考えた人たちで溢れかえっていて,レジも長蛇の列.それでも,まだいくらか買えそうなものがあってホッとしました.
生鮮食品系はそれなりに在庫があったものの,缶詰類,インスタント麺,パスタ類,冷凍食品,クイックミール系はほぼ売り切れでした.カップ麺で残っていたのは,小さい子とかが食べられない辛ラーメンなどの辛い系,まあそうなりますよね.
わたしは非力チビ,もちろん公共の交通機関を使わないといけない交通弱者なので,買うものを厳選しました.それでもめっちゃ頑張って運びましたよ…
買ったもの
まず,りんご!
いつも学校とか職場のランチにはバナナを持って行っていましたが,長期保存の観点からりんごにしました.
これでビタミンと食物繊維確保!
万一体調不良になってもすりおろしたりんごとかなら食べられそうだし,余ったらコンポートとかにすればいいので,果物の中でも特に使い勝手が良いです.
ちなみに,冷蔵庫に入れておけば1ヶ月くらいは日持ちします.常温だと1週間以内くらいを目安に食べ切ったほうがいいです.
こういう袋で買ってそのまま冷蔵庫に入れると,袋の中に結露ができてそこからカビが生えたり,ぶつかって傷んでいる部分を見落としがちで気づいたらアレ?ってことになりやすいので,早めに1つずつ状態を確認して別の袋に入れた方が良いです.
乾燥すると味が落ちるし,丸かじりするときに冷蔵庫のニオイが気になるって人(わたしはこういうところは気になるタイプ)は,キッチンペーパーなどに包んでビニール袋に入れて口を縛っておくとだいぶマシになります.
特に,留学生はシェアハウスに住んでる方も多いと思うのですが,シェアしている冷蔵庫にやたら匂いの強いものを入れて放置してくる奴とかいることも多いので,こういう対策が大事だったりします.(ええ,実体験ですとも…泣)
次に,じゃがいも.
わたしはお芋大好き人間(何それ)なのですが,こっちで生のじゃがいもを買ったのは実は初めて.なぜなら,少量だと割高だし,大袋は重いから!
でも,今回はいつも買っている冷凍のハッシュブラウンとかそれ系全部売り切れていたので備蓄用に5lbの袋を買いました.だいたい$4くらいでした.
じゃがいもは,冷蔵庫でなくとも冷暗所に保存しておけば1〜2ヶ月は余裕で持つので,非常食におすすめです.
料理しないよって人も,よく洗ってレンチンorお鍋で茹でるか蒸すかすれば包丁も使わずに,すぐ食べられますので!
アーモンドミルク.
日本にいた時は,ずっと豆乳を牛乳がわりに使っていたのですが(ヴィーガンとかではなく単にあまり牛乳が好きじゃなくて),カナダではいろんなオプションがあって個人的に大変助かります.
アーモンドミルクの良いところは,癖がなくて使いやすいことと,保存期間が長いことです.未開封なら常温でも2ヶ月〜半年くらい日持ちするし,開封してしまっても,2週間以内くらいに使い切ればOK!(多分ここら辺は個人のさじ加減,不安な人は1週間くらいを目安に,もしくは加熱して使うことをおすすめします)
もちろん,豆乳も好きなんですが,同じ値段なら日本で広く普及していないアーモンドミルクにしようかなと思いこちらを常用してます. だいたい朝はシリアルにアーモンドミルクorヨーグルトをかけて食べます.味のバリエーションはオリジナル,バニラ,チョコレートがあったかと思います.オリジナルとバニラは甘くなっているやつとそうでないの(Unsweetenって書かれてる)が選べたはず.料理にも使えるオリジナルのUnsweetenがおすすめ.
スライスチーズは,トーストに乗せたり,ベイクドポテトに乗せたりして食べます.これも確か1〜2ヶ月は冷蔵庫で保存できたはず.
牛乳も肉も外食以外で取ることがほとんどないわたしの貴重な動物性プロテイン源です.
栄養士ではないので,専門的なことは言えませんが,何かしら動物性のものも取った方が元気が出る気がします.(適当)
トリプトファン?とかいうアミノ酸がやる気のホルモンにどうのこうのみたいな(結局知らないんかい)
こっちに来てホームステイを出てからは半年間くらいはずっとパンにチーズを挟んだのをお昼ご飯に食べていました.
毎日こればっかりだったので友達にやめなさい!って怒られてました笑
好きで食べてるのに,多分周りからは貧しくてかわいそうなやつって思われてた.
インスタントオートミール.
ずっとずっと前から気になってたオートミール!このQuakerっていうブランドのグラノーラが好きでいつも食べているのですが,買いに行った時は売り切れていたので思い切ってオートミールにチャレンジしようと思いました.
日本人からは「オートミールまずい」っていう意見が多くて今まで躊躇していたんですが,わたしはもともとシリアル系を温めたアーモンドミルクに浸してフニャッフニャになったのを食べるのが好きという特殊な嗜好があるので,多分これ系は好きだと思っています.
早く食べてみたーい!!
このシリーズはいろんな味のバリエーションがあって,わたしは無難そうなメープル・ブラウンシュガー味にしました.プレーンと迷ったけど,甘い系がいいなと思ったので. (後日食レポするかも→しました)
食パン
持って帰ってくるときにもみくちゃになって端っこが潰れてしまいました...悲しみ.しかもお腹すいて写真撮る前に端の部分食べてしまいました.(空腹馬鹿)
いつもは栄養を気にして全粒粉を買うのですが,ぶっちゃけ白の方が美味しいから白!
こっちの食パンは日本のより1枚が小さくて薄い…サンドにするから?1回に何枚でも食べられる不思議.
食パンは袋のまま冷凍保存しておいて食べるときに凍ったままトースターで焼いて普通に美味しく食べられるから本っっっ当に便利です.カリカリにしてスープに浸して食べるのもよしです.
インスタントコーヒー はこれが一番コスパがいいので,ずっとリピート買いしてます.
カフェもイートインは中止してしまうということで,スタバやティムで作業ができなくなってしまうので買い置き用に.
夜学のオンライン授業なんてコーヒーなしに受けられないでしょ!汗
ラストは,よくコーヒーのお供にするピーナツ.
ぶっちゃけこのタイミングで買わなくても良かった気もするのですが,ふらっとカフェに行くこともなくなるので,小腹が空いた時の間食用に何かあった方がいいかな〜と.(自分に甘い無職の貧乏人)
こっちに来てから,ピーナツの消費量が半端ないです.このPC(President’s ChoiceっていうLoblaws系のプライベートブランドシリーズ)のボトル,5回くらい買ってると思います.
普段買うのは味がついてない奴ですが,買いに行ったときにはハニーロースト味しかなかった…
ハニーロースト味は危険です.あまじょっぱさがadictiveです,しかもビールにも良く合います.なのでわたしはunsaltedを買うようにしています.味なしと,しょっぱい系とハニーの3種類あります,ピーナツ商品ではこれが最安値です(当社調べ).700gも入っていて,セールだと4ドルくらいで買えます.
幼少期のダンボのようにピーナツ食べてます.(伝わらないかもしれない)
太りたい人は夜寝る前にこれをむしゃむしゃ食べるといいです,でも失敗するとお腹を壊して結果的に痩せます.
全部でこんな感じ!重くて肩ちぎれるかと思いました.
ひとしきり書いて思いましたが,自分の偏食ぶりにとても引きました.
日本人ってみんなもっと一汁三菜みたいな食事とってますよね.わたしの今の記事の中に全くそれらしい部分ありませんね.
強いて言えば一汁(コーヒー)三菜(りんご,トースト,ピーナツ)みたいな.
家の買い置き
今回買ったもの以外に,
- 米(16lbの袋の半分くらい)
- パスタ(4,5回分くらい?)
- コーンフレーク(超食べかけ)
- 冷凍のミックスベジタブル
- プルダックポックンミョン大量(セールで買ったものの健康に悪影響すぎて高頻度で食べられない)
- レトルトのカレーとインスタント味噌汁少々(母が遊びに来たときにくれた)
があるのでこれでしばらくは買い物せずにしのげると思います. 
収入がないので,まだセールとか良心的な値段で買えるうちに買っておかないと飢え死にしてしまう笑(笑い事じゃない)
まとめ
今回は,買い置きできる比較的手に入りやすい食材について紹介しました.
物流はストップしない,ということですので焦って買いだめすることはないと思いますが,いつ家から出られなくなってもいいように1最低でも〜2週間分くらいの備蓄は常に用意しておいた方がいいかもしれませんね.
それではみなさん,
Keep safety, Stay healthyでお過ごしください!!
↓関連記事↓
【カナダ留学Blog】ついにカナダにも...2020年3月17日現在のバンクーバーの様子【第3回】
こんにちは,ひろです.
ついにカナダも鎖国状態に突入しますね… わたしも3月16日付で政府から発表があった後,夕方くらいに,最低限の食べ物を確保しようとスーパーに買い物に行ってきました.
めちゃくちゃすごい人だった!!
ダウンタウンはもうすでに何にもないよ!って友人から聞いていたのでメトロタウン(Metrotown)のSuperstoreに行ってきたのですが,やっぱり午前中の声明を受けて,人が殺到し,インスタント系保存食系はほぼすっからかんでした.
前日のうちに行っておけばよかった〜とプチ後悔...
というわけで,今回は3月17日時点でのカナダ・バンクーバーの様子とわたし個人の直近の状況を参考までに記事にします.
現在のカナダ
2020年3月16日付で,トルドー首相からCOVID-19声明が発表されました.
主な内容は,下記の通り.(あくまで簡単にピックアップしたものなので,必要に応じて政府からの正式な情報を確認してください.)
- 国際線の受け入れを主要4空港(トロント・ピアソン空港,カルガリー空港,バンクーバー空港,モントリオール空港)に限定.(一部例外あり)
- 原則カナダ国籍保持者およびPR保持者以外の入国を禁止
- 国民への不要な国外渡航自粛要請
- 50人以上の規模のイベント,集会の禁止
ニュース記事(英文)を貼っておきますので,詳細はこちらからどうぞ.
※日本から渡加予定のある方やビザの切替時期にある方,判断に必要な情報はSNSやネットニュースに頼らず,外務省もしくはカナダ政府,移民局から直接最新の情報を入手するようにしてください.
トロントの方が先に感染者増加が確認されていて,3月上旬ごろから学校,飲食店を始めとする各施設の閉鎖や自主休業リモートワークへの切り替えが言われていましたが,今回の声明を受けて大手チェーン店なども休業や短縮・縮小営業を発表しています.
バンクーバーは観光業メインなので,トロントよりも雇用におけるサービス業の割合が高く,今回の影響はより深刻化しそうに感じています.
わたしは2月の時点で免税店からlayoffされていましたが(時代の先を行く人間w), 今後もカスタマーサービス系の職種についている人はシフトが削られたり,最悪のケースではlayoffもありうるので覚悟と蓄えが必要です.
公立の学校も春休みを延期したり,UBCやLangaraもオンライン授業への切り替えを発表しています.わたしのカレッジもつい先日までは通常通りの授業が行われていましたが,政府声明を受けて完全にオンラインに以降すると連絡が来ました.
長期化しないことを祈るばかりですが,収束に向かうのが7〜8月との見方もあるとのことですので,安易な判断は厳禁です.
渡航を予定されている方々,こちらにきてまだ慣れていない方は特に自身の安全(身体的,精神的,社会的にも)を第一に考え,行動してくださいね.
いちCo-op学生であるわたしの近況
需要ないかもしれませんが,このブログは自叙伝も兼ねているので書きます笑
先述の通り,Co-op先の免税店では2月6日付で契約期間終了の前倒しのレターが人事から出されました.
わたしはprobationが終わるか終わらないかくらいの時に契約期間延長のレターが出ていて,学生ビザが切れる10月の末ぐらいまでは働けるという契約だったのですが,それが白紙撤回されてしまいました.まあ,ウイルスのoutbreakがニュースになった時点である程度覚悟していましたが...
Co-opということもあり,辞めるまでにEvaluationもらう,とか学校職員がsite vistする,とか面倒な手続きがあるのでこの先どうするか迷っていたんですよね.
そんな矢先,フライト減便の発表から間もないうちに解雇通知.さすが欧米,スピード感が日本のそれとは比較にならない.
2月21日もしくはそれ以前が最終日になるよ〜みたいな内容でした.
同じ学校からCo-opで来ていた学生やワーキングホリデーの韓国出身の友人も全員同じようにレターをもらっていました.
シフトは週に1回ずつ,4時間だけ2週先まで入れられていたのですが,これが完全にただのLabor Act対策で2週間以内に解雇できないからとりあえず入れときました!感満載だったのでレターもらって通常シフトの最終日に退職しました.
スーパバイザーからは来ても店舗に配属もないよ,他の人の休憩時間カバーするとかじゃないかな,俺は何にもしらないけど(無責任),という説明だったので...
わたしはCo-opに必要な就業時間をクリアしていたので,ひとまずCo-opとしてはEvaluation Formをもらってひと段落で,少し休んでまたアルバイトを探そうと思っていました.(クリスマスも正月もなく働いていたのでちょっと疲れていた自分笑)
でも,この時の油断が後の命運を分けます...
3月現在,ビザの残り半年とちょっと+平日は学校がある,という超不利なAvailabiliriesで,なおかつお店がバタバタと休業していく中,part-time jobをもらうのはほぼ不可能です.
あるとしても最低賃金以下で働かせようとしてくるブラックなジャパレスくらいですね.
Layoffされた時点で,もういっそ次の仕事見つけるの諦めて貯金で悠々自適なニート(一応学生)生活を謳歌しようかとも思っていたので,いいっちゃいいんですが...(いいのか)
ただ,この状況下,日本に戻ってもすぐにちゃんと職について安定した収入が得られるとも考え難いので,貯金は作っておくに越したことはないですね.
引きこもりニートの才能があるわたしは,仕事については半ば諦め,今後家から出られなくなる可能性もありそう,ということで自宅生活を充実させるために無職無収入にも関わらず先日Macbook Airを買いました笑
もともと,こっちに来てから暇な時間でプログラミングなどをマイペースですが独学していたのでこの空いた時間でもう少し使えるレベルまでブラッシュアップして帰国後の転職に繋げたいな〜と考えていまして.
日本からVAIOのノートPCを持ってきてはいたのですが,無駄にデカいし重いしバッテリーは終わってるし(大学4年の時に買ったから6, 7年前...え,待って...わたしめちゃ歳とってるやん,引くわ),何よりプログラミングを勉強したいのでWin OSは何かと不便なのです.
どうせここで小銭稼ぎに奔走してもいい結果は出ないことが目に見えてるので,ここは思い切って未来への先行投資の期間だ!と割り切って大きな買い物を決断しました.
しかも円高で1CAD=76円くらいの時だったので,結果的には少しお得に必要物資を調達できてラッキー.こっちで買えば,(当たり前ですが)USキーボード標準装備なので,無駄にApple Storeでカスタマイズとかしてもらう必要もなく,普通にBestBuyとかで正規価格よりちょっと安く買えたのでいいタイミングだったと思います.絶対PCの需要増えるでしょ,これから!
慣れるまで大変ですが,コード書くにはUSキーボード快適すぎて感動しています.あとMacのキーボード打ちやすすぎ,前までの苦労はなんだったんだ...
これでカレッジのオンライン授業も万全の体制で受けられます!!バンザイ!
学校の授業の進め方についてはまだ詳細の連絡が来ていないのですが,どんな風に授業が行われるかについても体験談などを記事にできたらと思っています.
とりあえず出不精のわたしはそんなにフラストレーションを貯めることなく,この状況に迎合しています.
まとめ
今回の内容を簡単にまとめると,
- 3月18日以降より当面の間,カナダ国籍もしくは市民権を持たない人のカナダ入国は禁止
- 特にサービス業系の職探しはかなり困難
- 思い切って自宅でスキルアップできるようなことに投資するといいことあるかも
本当に一刻も早く自体が好転してくれることを説に願うばかりです.
それでは,読んでいただいてありがとうございました. 読者登録していただけるととても嬉しいです.
【カナダ留学Blog】バンクーバー留学生の気になる懐事情を赤裸々にお話しします【第2回】
こんにちは、ひろです。
突然ですが、これから留学しようとしている人 or 具体的な計画は立ててないけど、なんとなく海外行ってみたいな、って考えている人が一番気になることといえば……?!
もちろん、そう、 お金、MONEY!!!!
ということで、今日はカナダ留学生活のリアルな懐事情について書きます!(謎の勢い)
自分は超リッチで軍資金も潤沢にあるから金のことなんて気にしないぜ!!って方は、せいぜいわたしのみじめでひもじい生活の様子を娯楽の一環としてお楽しみください^^
ひと月あたりの平均支出
まず、毎月の各項目ごとの出費をまとめてみました。
上3つが固定費、下3つは変動費になります。
項目 | 金額(CAD/月) |
家賃 | 500 |
交通費 | 98 or 131 |
通信費 | 33.6 |
食費 | 100-120 |
日用品費 | 0-20 |
交際費 | 50-100 |
合計 | 850-900 |
だいたいひと月$1000 (CAD)前後に収まっています。
バンクーバーでは、地価も物価も年々上昇しているので、正直、$1000以内に収まってる人ってなかなかいないんじゃないでしょうか。普通にいいところに住んだら家賃だけで軽く$1000オーバーします。笑
それでは、以下で各項目ごとに説明していきますね。
家賃
やっぱり、月の支出を決めるのは家賃ですね。
わたしは郊外の一軒家のベースメントを$500/月で借りています。部屋は前まで住んでいたところと比べるとだいぶ狭いですが今の時代にこの値段は破格です。
ちなみにわたしはバンクーバーに来てから3回引っ越しをしています。 住みやすいところをみつけるのって意外と大変なんですよ~~^^;
一軒家にはファミリーが住んでいて、ベースメントを3人の女の子でシェアしています。一人ひとりに部屋があり、バスルームとキッチン、ダイニングルームを共有する、一般的なタイプのシェアハウスです。
快適度では、高いほうから順に
- コンドに一人暮らし シェアハウスのマスタールーム(バス・トイレ付の部屋)
- シェアハウスの普通の部屋(オーナーは別居で管理人さんがいるタイプ)
- シェアハウスのベースメント、デン
- リビングシェア(アパートのリビングをパーテーションで区切って複数人で住む)
って感じだと思います。
ホームステイは家庭との相性で天国にも地獄にもなりうるのでランク外です。笑
もちろん、値段も↑の順に高いです。
あと、ロケーションもかなり家賃に効いてきます。
ダウンタウンの家賃はもちろん劇高です。テナント募集の広告も、高級コンド(2000~)かリビングシェア(500~)とかが多かったように思います。
東京もそうですが、中心地は一軒家ってないですからね。
わたしが家探しをしていたときの感覚だと、カナダライン沿いがいい物件も多いけど家賃設定も割と高め($650~900が多かった気がする)、エキスポライン沿い2ゾーンとの境界線あたりorミレニアムライン沿いに$500台からのリーズナブルなシェアハウスが集中していました。
私の周りでは留学生、ワーホリの人たちは$600~900くらいのシェアハウスに住んでいることが多いようです。 カップルや友達同士でくるのであれば、$1000ちょいのワンルームを借りて一緒に住んで割って500ちょっと、っていうのもありだと思います。
交通費
わたしは、空港で働いていた時は2ゾーンを買っていましたが、それ以外の時期は1ゾーンパスを買っていました。 地味に家計を圧迫するコンパスカード。でも1枚あればどこにでも行けて、交通費をいちいち計算しなくていいのでめちゃくちゃ便利です。
2ゾーンのメトロタウンやアウトレット、ノースバン(あんまり行く人いないかもしれないけど)は週末や夜に行くようにすれば、1ゾーンのコンパスカードでも特に不便しないです。
参考までに、2020年3月時点でのTranslinkの料金は以下のとおり。
(2018年にバンクーバーに来たときは、1ゾーンパスは95ドルでした…。賃金改定とかのタイミングでこちらもじわじわ値上がりしてますね。)
Zones | 1 | 2 | 3 | |
Monthly Pass |
Adult | $98.00 | $131.00 | $177.00 |
Concession | - | - | $56.00 | |
Day Pass |
Adult | - | - | $10.50 |
Concession | - | - | $8.25 | |
Stored Value |
adult | $2.40 | $3.45 | $4.50 |
concession | $1.95 | $2.95 | $3.95 | |
Cash Fares |
adult | $3.00 | $4.25 | $5.75 |
concession | $1.95 | $2.95 | $3.95 |
通信費
わたしはこっちに来てすぐにPhone Boxという代理店でTellusのSIMを契約しました。 最初だけ3GBで$50か$45かのプランで申し込みましたが、1GBも使わなかったのですぐに1GBで$30のプランにダウングレードしました。
同じ通信会社でも代理店の違いやプロモーションなんかによって全然料金が変わってくるので、定期的にプランを見直した方がいいです。
でもデータ通信、通話込みで30$は底値に近いんじゃないかな…。 $35で3GBとか、ギガが増える方にお得にはなるけど料金の絶対値は30から大きくは下がらない気がしています。
食費
書くこと多すぎて、これだけで記事になっちゃうんですが、ここでは簡潔に書きます。
最初に言っておきます、わたしの食生活はヒドいです笑
朝:シリアル or ヨーグルト or 抜き、昼:トーストとバナナ、夜:ごはん or 冷凍のミックスベジ
とか、こんな感じ笑
わたしは友達と外食とか、おいしいものを見つけるのは大好きなんですが、自分ひとりの時はすっごい無頓着で最低限の栄養と腹が満たされたらOK、っていうスタンスなので、ゆえに毎月の食費が$100前後にとどまってます。
もし、同じ傾向の人がいれば、それかどうにも食費を削って節約する必要に駆られている!!!というひとは参考にされてください。
だいたい週1でスーパーマーケットに行き、パン、バナナかりんご、カット野菜を買います。 あと隔週でアーモンドミルク。月1で卵1ダースと、冷凍野菜、シリアルって感じで、ほぼルーティーン化してしまっています。お米、パスタ系はなくなったら必要に応じてって感じです。米は16lb買って半年弱持ちました。
節約したい人には、この「買い物のルーティーン化」、とてもおすすめです!!
これだけで無駄買いをかなり減らせます。
ただ、わたしはついついお菓子を買ってしまいます…。いけないとわかってるんですが、ちょっとくらいは自分を甘やかしてもいいかなって思ってます。お菓子大好きダメ人間です^^;
おススメのスーパーはReal Canadian SuperstoreとNo frills、どちらもLoblaws系列で格安なプライベートブランド商品に助けられています。
他には、たまにIGAにも行きます。そんなに安くはないですが、ロケーション的に便利なので図書館帰りとかに。
外食は、一人の時はあまりしないんですが、スタバ、Timにはコーヒーを買いによく行きます。基本週1以上ではどっちかに行ってますが、逆にこれ以外あんまり行ってないです…。カフェ大好き人間なのですが、いま貧乏なので…。
あと、学校があったときはごくたまーーーに$1.25ピザやCostcoの$1.5ホットドッグを食べていました。最近は行ってないなぁ…。あのいかにもなジャンク感がちょっと恋しい笑
ちなみに、食費の内訳は、食料品が7割、外食が3割(カフェ含む)くらいですね。
日用品費
生活に必要な雑貨類で、トイレットペーパーやら生理用品、歯磨きとかシャンプー類です。 毎月かかっているというよりも、平均するとこれくらいかな…?っていう感じです。これは有名な話ですが、カナダは紙類(とくにトイレットペーパー)がすごく高いです。生理用品も質がイマイチで割高に感じます。Taxがかからないのはいいんですが…。
いつもSuperstoreかShoppersでセールの時とかポイントx20 Dayとかのときにまとめて買ってます。
交際費
わたしは、あんまり交友関係が広くないタイプなので2週間に1回、友達とカフェか夜ご飯に行くくらいなのでこの金額で収まってます。
カフェだと1回$10~15くらい、ご飯はお酒なしで$20前後、お酒を飲むときは$30~40くらいでしょうか。
ESLのときはよく友達の家でホームパーティーとかしてましたが、仲いい子たちが帰っちゃってからはめっきりなくなってしまいました…。
バンクーバーでの収入
Co-opで働いていた時(免税店)は、だいたい週に35-40時間シフトが入っていて、2週間ごとのお給料は手取りで$1000-1200くらいでした。なので、月だと$2400弱、たまに3回目の給料日があるときはこれの.5倍になるので平均したら$3000前後といったところ。
うーん、フルタイム就労可とはいえ、なかなかシビアですね。
オフィスワークとか、高級レストランでチップがいっぱい貰えるところで働けば、これの1.5~2倍くらいにはなるんじゃないでしょうか。
もちろん、美容師さんとかの専門系の人たち、IT系でバリバリの経験者の方は全然状況が違ってきますが。
学校に通っていた時は、B&Bのハウスキーパーを週1~3回、各3~4時間くらいずつしていてひと月に$500前後しか稼いでいませんでした…。
あんまり仕事熱心じゃなかった…。
今思うと、Co-opの前半でまだビザの残りが沢山あるうちにいいPart-time jobをみつけておくべきだったとちょっと後悔しています…。
まあ、めちゃくちゃお金に困ってるわけでもなく、たくさん稼いでたくさん消費!っていうよりはミニマルな生活をしたかったのでいいっちゃいいんですけどね。日本に帰ったらいやでも週5×8時間(最低でも)働く生活が待っていますし…^^;
まとめ
今回は、バンクーバー留学生活のリアルな懐事情について書いてみました。実際に、過去の自分の支出を振り返ってみると、これにこんなに使ってたんだ、っていうときがあったり、この月どうやって生きてたの?!って心配になるほど使っていないときがあったり面白かったです。
簡単に要点をまとめると、
- わたしのバンクーバーの1か月の生活費は$800~900ほど
- 上記の金額は最低ラインレベルなので、生活を充実させるにはもう少し(+$100~500)必要
- 特別専門スキルもない一端のCo-op学生がひと月に稼げるのはフルで入って$3000くらい
今回も、お付き合いありがとうございました。もし、ブログが気に入っていただけたら読者登録してくださると大変喜びます。
それでは!